自動車運転免許を取得する時、公安委員会の指定自動車学校を経由する、という経路が一般的です。しかし、中には自動車学校に行かずに運転免許試験場で学科試験と技能試験を受ける人もいます。これを「一発免許」、「一発試験」という言い方をします。
「指定自動車学校を経由して免許を取ることが普通」と思っている人から見ると、「すごく技能と知識に自信がある人」や「すごくチャレンジングな人」という印象を持つかもしれません。「一発免許」という言葉の響きもチャレンジングなイメージを誘いますから、無理もないことです。しかし、実は免許を持っている全ての人が、将来その選択をする可能性もあるのです。
ここから、一発試験を受ける人の実態を解説しましょう。
１・一発免許を受ける人の事情
1-1・とにかく運転免許証の取得にお金と時間をかけたくない人
運転免許証を取るにあたって、自動車教習所に通うことは義務付けられているわけではありませんから、とにかくお金をかけず、時間もかけずに免許を取りたいという人が受けるケースもあります。
1-2・病気、海外渡航など仕方ない事情で免許を失効してしまった人
運転免許は数年に一回の更新手続きが義務付けられています。この期間に、長期の病気療養をしていたり、海外に渡航していたりして指定の期間に更新手続きが出来なかった人は、理由の申請をすれば、失効から6ヶ月以内ならそのまま更新ができます。また、6ヶ月から3年以内なら、学科試験や技能試験が免除され、適性試験と講習の受講で再取得ができます。
しかしこの期間を過ぎてしまうと、どんな事情があっても免許はイチから取り直しになってしまいます。
ただし、持っている知識や技能が失われたわけではありませんから、30万円もかけて指定自動車学校に行くのももったいない、という判断をする人もいるでしょう。そんな人たちが、費用と期間を掛けずにとる手段として「一発試験」があるのです。
1-3・うっかり更新を忘れて失効してしまった人
上記と法的には同じ状態ですが、更新手続きをするのを忘れて、気が付いたら完全に失効してしまった、という人ならわざわざ、30万円も出して、時間もかけて指定自動車学校に行く必要も感じないでしょうから、やはり一発試験に挑む人がいるでしょう。
1-4・違反や事故による減点で免許取り消しになってしまった人
交通違反を犯すと違反点数が加算されますが、それが一定値を超えると免許証が取り消されてしまいます。その点数は以下の通りです。
・前歴無し…累積点数15点以上
・前歴1回…累積点数10点以上
・前歴2回…累積点数5点以上
・前歴3回以上…累積点数4点以上
※前歴とは過去に受けた免許停止や免許取り消しなどの行政処分を言います。
免許取り消しは、シートベルトをしていなかった場合や定員外乗車、無灯火など1点程度の違反や、携帯やスマホを使用しながらの運転、追い越し違反など2点程度の違反の積み重ねでもあり得ますが、酒酔い運転の35点、無免許運転の25点など、一つの違反で確定する場合もあります。
また、運転免許証は取り消されると定められた期間は再取得ができません。
各違反の点数は種類が非常に多いので、気になる人は以下の警視庁のサイトを参照してください。
「交通違反の点数一覧表」
初めての免許取得で、時短とコスパの面から一発試験に挑む人を除けば、それ以外の状況は、現在免許を持っている人すべてに可能性があります。
更新忘れや違反は気を付けることによって防げる可能性もありますが、病気による失効は誰にでも起こることです。これらの理由で運転免許を失ってしまった人は一発試験も検討してみてはいかがでしょうか。
２・でも一発試験は難しそう、という人には「届出自動車教習所」という選択肢があります！
失効になった場合に「一発試験」という選択肢もある、というのは分かったけど、一発で受かる自信はないという人も多いでしょう。それでもやっぱり「指定自動車教習所に30万円も掛けるのは惜しい」、「1ヶ月も教習所に行くのは仕事上ムリ」という人も多いと思います。
そんな時役立つのが「届出自動車教習所」です。（これは届出校とも呼ばれています）
届出校は指定自動車教習所のように教習時間や講習時間がガチガチに決められていませんから、技能や知識がある人は、自分に適切な時間の教習を受けて免許取得試験に挑むことができます。
３・届出校へ行くなら、調布市の新京王自動車教習所office調布にお越しください！
新京王自動車教習所は初めての免許取得の人でも、失効してしまった後の再取得を目指す人でも歓迎しています。
指定自動車教習所なら30万円前後かかる免許取得が、当校なら「経験者コース」で155,000円（税込み）：教習時限数20、または「仮免許所持コース」80,000円（税込み）：教習時限数10で済む可能性があります。
技能試験を運転免許試験場で受けなければならない点はありますが、運転技能がある人にとっては時間も費用も非常に負担が少なくなりますから、免許の再取得に挑む人はぜひご検討ください。
